ルックは16年春夏物から、婦人服「スキャパ」の商品ライン構成を明確に分ける。ベルギー本国に倣った商品は、オンタイム向けのメーンライン「スキャパ」とオフタイム向けのカジュアルライン「オリジナルズ・バイ・スキャパ」(オリジナルズ)を明確に分け、「ベルギー発信のブランド」としての軸を強める。また、オケージョンを中心とする「ジャパンベーシック」ラインにより、日本特有の細かいニーズにも丁寧に対応する。
ライン別の構成はスキャパ50%、オリジナルズ30%、ジャパンベーシック20%とする。オリジナルズは00年から日本でも扱っているが、これまではラインとしては分けず、スキャパの中に点在させていた。「上品な大人のカジュアルスタイル」を明確にカテゴライズすることで幅広い着用シーンを提案、顧客にアピールする。
一方、ここ数年の働く女性の増加を背景に、日本特有のオケージョンや通勤スタイルは需要が伸び、内容が多様化しているため、ジャパンベーシックでニーズを掘り下げる。ジャケットを軸に、汎用性の高い単品アイテムとの組み合わせを楽しめるスタイリング提案を打ち出す。