《レディス・下》キャメルやネービーのトーン・オン・トーン
15~16年秋冬の有力専門店のレディス売り場は、トーン・オン・トーンで見せるエレガントなスタイルが広がりそうだ。エクリュからキャメルを中心に、グレーからカーキ、ネービーからダークネービーといった色使いが目立つ。上品な色を軸にして、ファーやダブルフェイス、カシミヤやアンゴラのニットなどの上質な素材を際立たせる。引き続き70年代要素は継続するが、エッセンスとして取り入れる店が多い。
■エストネーション つややかなダークトーン
「ザ・ミッドナイト・サン」(白夜)をテーマに、ダークトーンの色使いと素材の重厚感を軸にしたエレガントなスタイルを提案する。全体的に重めのスタイルに輝きをプラスして華やかに仕上げるのがポイントだ。キーアイテムは、英国調のマニッシュなグレンチェックやハウンドトゥースで仕立てたワイドパンツ。春夏でガウチョが売れたので、ワイドタイプも広がると期待する。スカートは断然プリーツ、トップはタートルネックセーターやスタンドカラーブラウス。アウターはロング丈が増える。トータルで女っぽく仕上げるために量感のあるファーアイテムも必須になる。足元はパンプスとチャンキーブーツを強化。スカーフ柄やフリンジで70年代エッセンスを要素として取り入れる。(高橋千晶チーフバイヤー)
エストネーション=全身ダークネービーの重厚なスタイルと70年代調のフリンジをミックス
セーター1万8000円、ファーストール5万8000円「エストネーション」、ロングジレ7万3000円「アンソール」、デニムパンツ4万6000円「コー」、パンプス10万5000円「ジャンヴィトロッシ」、クラッチバッグ13万3000円「サラバッタグリア」
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