渋谷駅周辺の大型複合開発が依然活発 オフィスを充実、カルチャー発信も

2024/07/30 08:00 更新有料会員限定


 東京・渋谷駅周辺の大型複合施設開発が活発だ。東急は7月8日に東口前の渋谷アクシュを、東急不動産は25日に西口前の渋谷サクラステージ(昨年11月完工)を本格開業した。東急グループが進める街作りの一環。駅や近接する自社施設などとつなげ、課題だった回遊性向上を目指す。「渋谷にはまだ足りない」というオフィスゾーンを充実、商業店舗のほか、アートなどのカルチャーの発信拠点も設けた。今後も東急グループ以外を含め大型開発が続く。

(有井学)

 アクシュは渋谷ヒカリエに隣接し、渋谷スクランブルスクエアのほぼ向かいに開発した。二つの屋外広場を設け、歩行者ネットワークも整備した。地上5~23階を、約2500人の就業を見込むオフィスフロアとし、地上1~4階の商業施設(15店)は「エリアに足りない機能を補完する」ため、飲食店を主体とした。

初めての住宅

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