総合ファッションメーカーの志風音とEC支援のEストアーは7月25日、資本業務提携に基本合意した。提携により、志風音はDX(デジタルトランスフォーメーション)化と海外戦略を加速。25~27年にIPO(新規株式上場)を目指す。Eストアー側が志風音の普通株式の50.2%を16億7200万円で取得し、連結子会社化する。株式譲渡日は8月31日。志風音創業者の西村健太氏は、引き続き代表取締役CEO(最高経営責任者)を務め、Eストアーの経営にも積極的に関与する。
(杉江潤平)
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志風音は、リテールのほか、学校用品やスポーツ、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計、生産)、卸、海外事業を展開し、アイテムもファッションアパレル、ランドセル、スポーツウェアなど幅広く扱う。業種やカテゴリーをまたいで効率的な仕組みを移植できるのも強みで、商流や慣習が長く変わっていない業界で新しい価値を生み出している。