しまむらがCRM(顧客管理)に踏み出す。販売促進を変え、一品単価を引き上げざるを得ない中、客数を増やして既存店売上高をさらに伸ばす構えだ。
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同社は小商圏型のため、商圏人口や世帯数を重視してきた。しかし、ECが普及して一人ひとりへのセールスプロモーションが欠かせなくなり、デジタル技術が進んで条件ができたため、CRMに乗り出す。EC会員に向けたAI(人工知能)を使ったレコメンドは20年10月に開始、100万人を超えており、これと同様なアプローチをリアル店舗の顧客にも行う。