細幅資材製造のSHINDOは、テープ、リボンでポリエステルモール糸やストレッチゴム使いなどバリエーションを拡充している。9月のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリで提案する予定。後染め可能な商品も増やしており、生機(きばた)を用意しておくことで、別注にも迅速に対応する。
ポリエステルとスパンデックス使いの「ギャザードストレッチテープ」は、「ウエストゴムで特徴のあるものが欲しい」というニーズに応えたもので、ギャザーを寄せたような存在感のあるデザインに仕上げた。後染めで均一に染色する技術を確立したことで商品化を実現し、7色から展開。幅も3種類揃えた。
また、ポリエステルモール糸使いの「フラッフィーリボン」は寸法安定性に優れ、マイクロポリエステルならではの肌触りの良さも特徴。後染めで別注色にも対応する。
セミダルとブライトポリエステルを左右に半分ずつ使用したツイルリボンも引き合いが強まっている。左右でブライトとマットに染め分けられ、一枚で異なる表現が可能になる。ポリエステルのベルベットリボンも開発。スポーツウェア用途を見込んでおり、ヒートカット可能で毛羽が出にくい点も使いやすい。
そのほか、10色の糸を使いグラデーションを表現したパイピングテープなども提案。非塩素防縮のウォッシャブルウールを使ったバインダーテープは、後染めタイプを初めて打ち出し、秋冬向けにウールニットやツイードジャケットなどでの使用を見込む。