ニューヨークのファーストチャーチ・オブ・クライスト・サイエンティストで8日、東日本大震災の追悼式典「トゥギャザー・フォー・311」(フェローシップ・フォー・ジャパン主催)が開催され、約350人が参加した。毎年この時期に開催されている式典で、ファッション関係ではワコールアメリカ、ミキハウスアメリカ、鎌倉シャツニューヨーク、ファンデーションワールド、サトミカワキタジュエリーが企業として協賛した。
今年も地震や津波で家族を失いながらも復興に向けて歩みつつある人々からのビデオメッセージ、そしてニューヨーク岩手県人会の代表者のスピーチなどに参加者が聞き入った。作曲家の秦万里子さんは26人のコーラス隊と共に日本から参加し、海外からの支援への感謝を込めた楽曲「ヒーローズ2011ジャパン」の熱唱は圧巻だった。
東北の産物やニューヨーク在住の日本人が作ったチャリティーグッズが置かれたコーナーにはコンスタントに人が訪れ、約2000㌦相当の商品が売れた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真も)