好きなことだけ仕事に スノーピーク山井社長が講演

2018/06/20 06:28 更新


スノーピーク 山井太社長

 AI(人工知能)の時代が到来しても、「好きなことをする」のは人にしかできない。キャンプ用品メーカー、スノーピークの山井太社長は18日、「『好きなことだけ!』を仕事にする経営」と題した講演会でこう強調した。

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 キャンプは貧しさを象徴するアクティビティーだったころに、高品質なテントを開発し、16万8000円で販売したところ、初年度に100張売れたことを例に、「日本にキャンプのハイエンドマーケットを作ったのは私」と主張。「これは好きなことをしてきたからできた。AI時代になっても、真に創造的なことは人にしかできず、それは好きなことをやっていい時代になること」と語った。

 講演会は、商業空間・公共空間での集客・にぎわいをプロデュースする「賑(にぎ)わい創研」の設立を記念して開催された。

 賑わい創研は、SCなどの業態開発や店舗戦略に関するコンサルティングなどを手掛ける商い創造研究所と、総合広告業務を担うスコープが共同出資し、6月1日に設立された。

 同創研の松本大地社長は、「ECとの差別化を図るには、ネットにはできない現場だからこそできる、リアルメリットを強めた価値創造が必要」とし、今後、セミナーや季刊誌での情報提供、視察研修などの会員向けサービスを通じ、持続可能なビジネスモデルの確立を目指す。スタート時は83社・団体が会員となった。



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