工場の女性社員が新生児服ブランド「ソフトママ」

2019/12/18 06:27 更新


 ソフトママは、新生児衣料の縫製工場に勤める女性社員9人が運営する。女性ならではの視点を生かし、「赤ちゃんと周りの人の笑顔のために」をコンセプトに、社名と同じブランド「ソフトママ」を立ち上げた。

 超長綿で吸水性の良いオーガニックコットンを使い、フラットシーマミシンで肌当たりの優しさを意識するなど、縫製の細部までこだわった、国産の安心・安全な物作りを売りにする。綿花も柔軟加工の必要がない高品質なものをセレクトした。

 今年6月にオリジナルサイトでの情報発信、EC販売を開始。加えて、周辺地域の産婦人科や保育園、雑貨屋などに少しずつ販路を広げている。対象は0~2歳で、特に誕生時のギフトブランドとしてアピールしていく考え。短肌着、ツーウェーオール、Tシャツ、ミトン、スタイ、タオルなどを揃える。価格は短肌着で3400円など。

 オーガニックコットンの特質を生かすため、色は白のみ。ただ、「もう少しカラフルなものが欲しい」などの声に対応し、多彩な色のボタンや刺繍でポイントを付けることも可能だ。ボタンや刺繍はバイオーダーで受け付ける。

 「知名度、販売ともにまだまだこれから」の段階。サイトで購入した客には、レビューを書いてもらってウォッシュタオルをプレゼントする試みも始めた。自分たちの視点に加え、こうした声を商品開発に生かしながら、地道にブランドを育てていく。

オーガニックコットンを使い安心・安全の物作りを訴求


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