22年度スポーツ売上高ランキング(メーカー・ジャパン社・輸入卸) 競技系復活、商品供給も安定

2023/08/29 15:00 更新有料会員限定


タキヒヨーは特徴の異なる三つのゴルフブランドを販売する(「ワック」の23年春夏コレクション)

 繊研新聞社が国内スポーツメーカー、ジャパン社、輸入卸を対象に実施した「22年度アパレル業績調査」によると、前年と比較可能な20社(100%子会社除く。売上高規模1億円が対象)のスポーツウェア売上高(推定値含む)の合計額は前期比12%増の5645億8100万円だった。前年に続きアパレル業界全体の伸び(10.2%増、8月2日付参照)を上回り、スポーツ業界の堅調ぶりが分かった。

【関連記事】スポーツ関連上場企業の4~6月連結業績 競技系は伸ばすもゴルフやキャンプが苦戦

相次ぐ最高売上高

 前年度と比較可能な回答企業20社のうち、スポーツウェア売上高で増収したのは16社で、前年度の19社から3社減ったが、2ケタ増収企業は11から12へと増えた。スポーツイベントの再開や行動制限の緩和がプラスに波及したほか、商品の供給体制も安定化し、販売機会ロスを防げた。その結果、アシックスやミズノ、ゴールドウインなどは前期、過去最高売上高を達成した。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事