サスティナブル・ストーリー(名古屋市)は世界の素材と日本の技術で生まれる協業プロジェクト「meetsフェアトレード」を始める。
第1弾としてインドのフェアトレードオーガニックコットンを使い、名古屋の伝統工芸、有松絞りで染めた手ぬぐいを発売する。今後、他の地域との協業も予定しており、日本の文化や産業の魅力を広げたいとしている。フェアトレードの10の指針を厳格に守って縫製したオーガニックコットン生地を、シサム工房(京都市)を通じて輸入する。まり木綿(名古屋市)が伝統の絞りでポップな柄に染め上げる。価格は通常丈が税込み3500円、ひめ丈が1800円。サスティナブル・ストーリーが運営するフェアトレード、エシカル(倫理的な)をテーマとするショップ「meets」で販売する。今後、有松地区の店、ギフトショップでの販売も予定している。有松地区の伝統産業を応援するため、名古屋市の有松寄付金を通じて売り上げの一部を寄付する。
サスティナブル・ストーリーの中島康滋代表取締役は、「できるだけ多くの地域とコラボレーションし、ご当地フェアトレード商品として、全国のフェアトレードショップと地域を盛り上げていきたい」と意気込む。第2弾は今年夏、岐阜の草木染めを予定している。