人工たんぱく素材に商業化の壁 鍵は用途と低コスト化か

2026/09/28 08:00 更新有料会員限定NEW!


人工クモ糸で用途開拓を進める独アムシルク

 環境配慮の次世代素材として注目されている人工たんぱくが、商業化の壁に直面している。00年代以降、世界で相次いでスタートアップが登場し、大型の資金調達を成功させるなど話題を集めた。だが米ボルトスレッズが事業停止、旧スパイバーが私的整理となり、困難さも浮き彫りになった。一方、米クレイグ・バイオクラフト・ラボラトリーズ、独アムシルクなどは今後、量産フェーズに移行し、商機をうかがう。

(中村恵生)

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投資が後押しも苦戦

 人工たんぱくの研究は古くからあったが、近年は投資の盛り上がりが後押しし、スタートアップによる新素材開発が注目を集めてきた。遺伝子を組み換えた大腸菌など、微生物発酵によってたんぱくを製造し、これを繊維などに利用する手法が中心だ。

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