アンケート調査をもとにした店長が一目置く店長シリーズの第3弾はモチベーション編。
活気ある雰囲気を作ることは、その店の売り上げを左右する大事な仕事。スタッフのやる気を引き出し、職場を良い雰囲気にするのが上手い店長は、日々の業務の中でどんなことをしているのか、コツや工夫を聞きました。
《推薦人》 総合企画室広報担当
日々の業務の中での感謝や称賛を、随時スタッフへ伝えることで、モチベーションアップにつなげられていると思う。自分のことよりもスタッフを大切に思うことができており、マネジメント能力にたけている。
推薦された方がこちら
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コックス「LBCマーケット」「カレント」サンポップマチヤ店統括店長 塩島千絵さん
感謝、称賛伝える
店長歴18年で、モチベーションアップ術はともに働くスタッフに感謝や称賛の想いを伝えること。2業態・計7人のアルバイトで、効率的に伝えるために活用しているのが、会社が13年に始めた仕組みの「エクセレントカード」。
社員・アルバイトの立場を問わず、仕事上の良い部分を称えたり、日頃の感謝を書き込んだりするもので、私は週1回の頻度で全スタッフにカードを書いています。
カードは直接スタッフに渡すのではなく、全員が全員分のカードに目を通せるように掲示するのがポイント。人の良い部分が書かれたカードも見て、スタッフ同士の刺激になり、意識が高まるからです。「〇〇さんのようになりたい」と意識や行動が変わるスタッフもいます。
“しっかり見ているよ”
カードを書く頻度は自由ですが、週一度を心掛けています。2業態を統括し、全スタッフと頻繁に交流できません。少ない時間でも「あなたのことはしっかり見ているよ」と伝えるためでもあります。
エクセレントカードは本部が一定頻度で回収し、目を通した上で返却。昨年176枚を書き、全店のなかで2番目の枚数でした。本部から返却されたカードは、ファイリングし、誰がどんなことで褒められたかを振り返られるようにもしています。
文章で互いに気持ち伝える習慣がつき、口頭でも伝え合うことにみんなが慣れてきました。コミュニケーションが生まれ、チームワークの向上につながっています。コミュニケーションとチームワークの高まりは、地元客の多い同店での接客にも生きています。
(完)