靴下メーカーの助野は合同展のギフトショーでブースを空港のイメージで統一し、「靴下だけど靴下に見えない」をコンセプトに構成した商品を幅広い業態に向けて提案した。
「侍シリーズ」や「歌舞伎くつした」などの商品で構成したインバウンド(訪日外国人)向けの「クールジャパン」コーナーが特に好評だった。
侍シリーズは戦国時代をイメージしたキャラクター商品や、日本刀や城、兜(かぶと)などをモチーフにパッケージを工夫したソックス。歌舞伎くつしたは、人気演目の助六、連獅子などをイメージしたソックス。日本のイメージを分かりやすく表現した。
これまで好評だった「寿司(すし)そっくす」は3足詰め合わせの助六セットが特徴。価格は侍シリーズが1足1300~2000円、寿司そっくすは1足500円から、3足セットで1800円、歌舞伎ソックスは1足1300円、6足セット8000円。
このほか、JR各社と提携した商品群「のりものそっくす」は玩具店や玩具売り場などを対象にした子供向けで「のぞみ」「かがやき」など6種類の新幹線車両をイメージしたソックスを1足480円で提案した。
同展で「女性のハートをキャッチするギフトグッズコンテスト大賞」に選ばれたのが「キノコ靴下」。雑貨店などの販路開拓のための商品で、「最近流行の〝きのこ女子〟などを取り込んだ」マッシュルームのモチーフなど4種類のソックスを打ち出した。1足800円。
同社は寿司ソックスで空港のショップなどを開拓した実績を受け、幅広い小売業態に販路を拡大する考えだ。