《決算発表から》サンラリー河内保社長 今までの方程式は通用しない

2025/03/28 06:26 更新


河内保社長

 過去最高売上高を3期連続で更新し、八つの営業会社も2期連続ですべて黒字となった前期(24年12月期)。だが、「時代が変わりつつある。今までの方程式が通用しなくなっている」と危機感を持つ。

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 特に今の時代のMD対応が急務になる。「今は四季ではなく、夏と冬の〝二季〟になっている」と強調。その中でも高気温が長く続く夏のMDをどうするのかが、グループ各社にとっての焦点となる。

 加えて、国内配送費高騰への対応も直面する課題だ。グループ全体で売上高650億円を超えており、出荷枚数は数千万枚に及ぶ。配送費高騰は利益減に直結する。直流比率を高めるほか、出来る限り値札付けも中国で行うといった対応を進める。

 今期1、2月の売上高は昨年実績を上回るなど立ち上がりは堅調。この流れを維持しながら、「価値を高めた商品を提供していきたい」と力を込める。



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