第1四半期(20年3~5月)決算は61%の減収、赤字と苦戦を強いられたタビオ。6月の月次売上高は1ケタ減収と回復基調だが、越智直正会長は「昔の量販店の台頭とは次元が違う第2の流通革命。コロナがこれを加速する。ほんまに命がけでやらんと生き残れん」と危機感をあらわにする。
(山田太志)
物流は5年で骨董に
緊急事態宣言の発令された直後は、開いとる店が8店舗(同社の店舗は約270)になってね。正直、最悪の事態も考えた。6月から売り上げも戻ってきて、少しほっとしとる。大ケガをしたけど何とか致命傷に至らんかった。
けど、この先どうなるかは誰も分からん。都心の一等地の店が、奈良県の郊外の店より売上高が少ない、こんなこと誰が想像した? この間、進めてきた店舗とECが連携して相乗効果を発揮する形、いずれは店とECが半々ぐらいになる会社を一日も早く作り上げんと。許されてる時間はそう無いよ。
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