高島屋大阪店紳士服、5.5%伸び

2015/03/19 06:19 更新


 高島屋大阪店の紳士服・洋品部門は、14年度売上高が前年比5.5%増となる見込みだ。外商客や自社カードの上顧客などの購買が好調だったことに加えインバウンド(訪日外国人)需要が貢献した。

 主な部門別売上高は3階コンテンポラリーが2ケタ増となったほか、5階プレタが3.8%増、4階カジュアルが3.5%増。このほか洋品では、ビジネスシューズが2%増となった。「13年後半からのアベノミクス効果で、外商や自社ゴールドカードの売り上げが非常に良い」という。

 一方でボリュームゾーンは低調だが「特徴的な商品」は支持されているという。また、部門売上高に占める免税手続きによる売り上げの構成比は上期で4%弱、下期は6.7%まで高まっており、インバウンド需要の貢献も大きい。上顧客の購買やインバウンド需要により、全体に客単価が向上している。

 15年度も、外商客など上顧客やインバウンド需要への対応を重視する。また、エスカレーターサイドなどでコスメや酒などを提案するといった「クロスMD」や、ストールの巻き方、カラー診断といった「コト提案」による集客、購買喚起にも力を入れる。



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