瀧定大阪 スタイレムを吸収合併 スタイレム瀧定大阪に

2020/10/06 06:29 更新


 瀧定大阪は、経営資源の集約、事業運営及び業務の効率化を目的に21年2月1日付で、100%子会社のスタイレムを吸収合併することを決めた。

 瀧定大阪を存続会社とする吸収合併方式で、スタイレムは解散する。また、同日付で瀧定大阪の商号をスタイレム瀧定大阪に変更する。新会社の社長を含めた役員体制は改めて発表する。

 瀧定大阪は、15年に瀧定大阪をグループ本社に、グループ経営体制に移行、服地卸や製品OEM(相手先ブランドによる生産)のサプライヤー事業をスタイレムに移管した。その後、小売り事業から撤退、サプライヤー事業に集中したことでグループ経営体制を維持する意味合いが薄れていた。

 そのため19年2月に瀧定大阪を存続会社に、スタイレムを吸収・合併して経営を統合、社名をスタイレムに変更することにしていたが、一部で「瀧定の看板を下ろすのか」などの声が上がり、「丁寧に進めたい」(瀧隆太瀧定大阪社長)と延期していた。

 新社名については、「〝瀧定〟への、150年超の長きにわたって培われてきた信頼と、業界に浸透させてきた〝スタイレム〟とを融合した名称にすることが最善と判断した」という。海外子会社の社名は現状のままで、コーポレートブランドは、国内外ともに「スタイレム」とする。



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