玉木新雌 横尾忠則の作品集の表紙に生地提供

2025/03/06 11:30 更新NEW!


黒一色でさり気ないボーダー柄を表現した

 衣料品・服飾雑貨を製造・販売する玉木新雌(兵庫県西脇市)は、現代美術家の横尾忠則の作品集『TADANORI YOKOO Masterworks1960s-70s』の表紙に生地を提供した。

 提供した生地は装丁用に開発した。横尾忠則の故郷、西脇市の伝統産業である播州織を使った。光沢のある糸を撚り合わせ、マットな質感のある独特な風合いにした。裁断の仕方で表紙のボーダー柄の位置が異なり、それぞれが一点物。

 作品集は60~70年代にかけて横尾忠則が制作したポスターなどの作品を収録し、直筆サインが入り特殊印刷のポスターが付く。オンラインショップと一部書店で受注予約を受け付け、300部限定で3月下旬の販売を予定する。税込み11万円で、トゥーヴァージンズが発行する。



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