靴下メーカーの巽繊維工業所(奈良)は、「とにかく丈夫な靴下を」という自衛隊員の声を元にした「真の究極の五本指ソックス」の開発を開始した。また、「GUTS-MAN」(ガッツマン)のブランドで、1月30日から約2カ月の予定でマクアケのクラウドファンディングも開始した。
同社は創業90年の老舗。社員10人ながら、ガッツマンは自衛隊員向けで実績がある靴下だ。長年の知見を生かして、今回は一般の人にもはき心地良く感じてもらえる高機能の靴下作り、ガッツマンの知名度アップを目指して、クラウドファンディングに挑戦する。
プロジェクトでは、職人である巽亮滋社長、奈良県産業振興総合センターの主任研究員・工学博士で「靴下博士」の辻坂敏之氏の協力の下、4年前に入社した巽社長の長女で後継ぎの巽美奈子さんが主役を担う。
靴下は、ゴム口はゆったりとしながら、各部位によって着圧を切り替える。さらに通常の靴下よりも11.5倍深いかかと、通気性向上のための足裏部分のタック編み、制菌機能、親指に強度を持たせながら他の指ははき心地重視にした独自設計などが特徴。
カラーはブラック、ネイビー、チャコールグレーなど5色、サイズはS(22~25センチ)からLL(29~31センチ)まで揃える。税込み1944円。