タツミカンパニーL 秋冬から「ペルラート」販売

2017/05/10 06:24 更新


 靴輸入卸のタツミカンパニーリミテッド(東京、辰己佳宏代表)は、ポルトガル製の婦人靴「ペルラート」の日本総代理店となり、今秋冬から全国のセレクトショップや靴専門店に向けて販売を始める。サケット製法による履き心地に独自性を出したエレガンスシューズだ。

 ペルラートは86年にスタート。欧州を中心に卸販売しており、ポルトガルには直営店も1店ある。日本での販売は初めて。生産は全てポルトガルの三つの自社工場で行われている。

 魅力は、履き心地の良さとスマートな外観を両立し、サイズを幅広く揃えていることだ。サケット製法は、アッパーの縁に中敷きを袋状に縫い合わせており、足を包み込むような履き心地で、ソールの屈曲性や反発性にも優れている。中底を使わないため、軽量になるものの、通常はハイヒールが装着しづらいといわれる。しかし、ペルラートは熟練職人の技術で可能にしており、ハイヒールパンプスやショートブーツにもサケット製法を用いている。サイズは欧州規格で34~42、ハーフサイズもある。

 タツミカンパニーリミテッドは、時間に追われる都会の女性に向けて、「走れるパンプス」として訴求していく考え。今秋冬物は、エレガント、カジュアル、スポーティーの3ラインで約150型ある。アッパーの素材もスエードやエナメル、プリントレザーなど20種類以上のバリエーションが揃う。

 中心価格は、パンプス2万5000円前後、ブーツ3万5000円前後。最低発注数は、1モデル1カラーにつき5~8足。

欧州では35歳以上の女性の支持が強いという


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