ジーンズカジュアル専門店7月10日の定店観測は、気温上昇に伴い、ようやくショートパンツの動きが本格化。一気に販売点数を伸ばした店もあった。ジーンズやチノなどフルレングスパンツも堅調だ。トップはTシャツの勢いが持続している。
無地、柄物ともに動く
全国で晴れ間の広がった当日。「ようやくショーツ、クロップトの動きが本格的になった」(アメリカ屋)「ショーツが加速」(ジェオグラフィー)「ハーフパンツや夏小物の動きが良かった」(マルカワ)など、多くの店頭でショートパンツが活発だった。
ジェオグラフィーでは、「ベティスミスメンズ」をはじめとしたショーツが売れた。昨年は無地が強かったが、今年は無地、柄物ともに動きがある。タイガースブラザースは「グラミチ」のナローショーツがよく売れた。
一方、「男女向けどちらも日によってはデニムのフルレングスの流れが今年は強く出ている」(ジェオグラフィー)、「低価格ショーツは一気に伸びているが、定番化しているアイテムは暑さに関係なく動いた」(メソッド)、「デニム、カラーともにメンズ、レディスで売れている。『エドウイン』が好調」というように、フルレングスの動きも失速はしていない。
「ブルーデニムはインバウンド(訪日外国人)需要が減り単価が下がった。暑いせいかチノが好調、ショーツは低調」(ヒノヤ)という声もあった。