九州一の商業施設集積を誇る福岡市天神地区で、再開発促進事業「天神ビッグバン」が加速しており、新たな時代に向けて動きだしている。2~3月、隣接する開業44年の天神ビブレと天神コアが相次いで閉館し、24年夏に福岡ビルとともに一体開発による新ビルが開業する。21年8月末にはイムズも建て替えのため閉館する。一方、新たな施設の開業までは地区全体の集客減を懸念する声も多く、郊外や広域商圏では施設の増床実施や新規開業も控えている。新型コロナウイルス感染症拡大による臨時休業などで戦略や工期の遅れも見られるが、今後に向けて消費者の分散化や競合激化が予想される。
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