テキスタイル製造卸各社で、円安を追い風に輸出を強化する動きが目立っている。暖冬などで先行きは不透明だが、世界に目を向け販路を開拓、攻めの姿勢に転じている。輸出強化に不可欠な国内サプライチェーンの維持に取り組む会社も多く、国内でも様々な施策を凝らす。
(榎田果歩)
【関連記事】紡績企業の繊維事業24年3月期連結決算 5社が減収、3社が赤字
展示会に積極出展
各社の売り上げは、昨年秋ごろまでは前年並み、もしくは好調だったが、冬ごろから落ち込んだ企業が多い。スタイレム瀧定大阪や瀧定名古屋は暖冬を原因として挙げる。特に紡毛織物の減速が顕著だった。また、サンウェルはサステイナブル意識の浸透で在庫を抑える流れになっていると指摘する。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!