ビショップ「ザ・ロフトラボ」 国産ダウンで限定売り場

2020/11/19 10:58 更新


国産、タウンユースを狙ったデザインが強み

 カジュアルメーカーのビショップ(大阪市)は、10月下旬から、メンズ・レディスの国産ダウンブランド「ザ・ロフトラボ」で、百貨店やセレクトショップで期間限定の売り場を運営している。インポートのダウンとは一味違う新しい顔ぶれとして販売先からのニーズが高まり、実施を決めた。

 15~16年秋冬にダウンアイテムに特化する形で立ち上げた。タウンユースを前提としたデザインやシルエットと、国内のダウン製品専門の協力工場で生産する品質をはじめとした完成度を強みに、毎シーズン販売枚数を伸ばしている。19~20年秋冬は受注ベースで前年同期比20%増で、暖冬にもかかわらず、店頭での消化も順調だった。

 期間限定の売り場は、10月28日~11月3日に西宮阪急の「プルアプープ」で開いた。その後、阪急うめだ本店4階のプロモーションスペース(11月4~10日)、「ジャーナルスタンダード・ラックス&ライフ」ルミネ新宿店(11月11~16日)で行い、「ジャーナルスタンダード・ラックス」大阪店(11月19~24日)、「オーバー・ザ・センチュリー」日本橋高島屋SC店(12月3~13日)と続く。

 ブランドとして19~20年秋冬からイベント販売用に在庫を用意しているが、イベント販売がこれほど広がったことはなかった。今秋冬の天候は冷え込みが予想され、商談がまとまる決め手となった。20~21年秋冬物の代表商品は、表面がツイード調ポリエステル、裏面が高密度タフタでリバーシブルになったバルマカンコート。メンズ、レディス向けに4サイズ、3色を揃え、8万9000円。



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