「トッカバンビーニ」のドレスが好調

2016/09/07 05:30 更新


 オンワード樫山の百貨店向け女児服「トッカバンビーニ」が、オケージョンドレスの提案を強みに販売実績を伸ばしている。3月以降の春夏物プロパー販売は前年対比4%増となり、セール後の秋冬物の販売も6%増で推移している。

 この間の傾向として、オケージョンドレスが1年を通して売れることから、今春は特に刺繍物の高単価商品を強化した。その結果、コンセプトの明確さや付加価値が受け入れられて4万円台の商品も売れ、ドレスの客単価は前シーズンより4500円上昇して2万2400円となった。販売枚数は前年並みだが、オケージョンドレスの売り上げは17%増。売り上げ構成比率も昨年の31%強から35%へと上がり、収益基盤になりつつある。

 これらの実績をさらに伸ばそうと、今秋冬もMDを細分化して消費者ニーズに着実に応えていく。装飾性の高い刺繍物、発表会用途、シックなシンプルスタイル、デイリーなお出かけ用途、入卒園用途で5分類し、着用シーンを想定した中でバランス良く商品提案を行う。シンプルスタイルはネイビー、チャコール、グレーといった大人っぽい色合いも充実させる。また、友人宅での集まりや食事会など日常生活のお出かけ着に伸び代があるとみている。

トッカ
8月から一部の店舗でミニチュアドレスの空間演出を行うなど入店促進にも力を入れている

 



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事