東京ブランドのメンズの27年春夏は、柔軟性を持ったレイヤードの見せ方が目を引いた。夏の猛暑を見越して、ライトウェートのアウターとシャツに力を入れたところは多い。これまで以上に、天然素材を生かした上質感と着心地、薄着でもラフに見えない作りが配慮されている。
(須田渉美)
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「イレニサ」(小林祐、安倍悠治)は、インティメイトノイズをテーマに感情がにじみ出すようなテクスチャーを取り入れ、端正なパターンで都会的に見せた。
シングルブレストのスーツを彩るのは、リネン・ウールの先染めチェック。メッシュ状の織り柄は清涼感があってモダンな雰囲気だ。ウール・キュプラの透明感のあるオンブレチェックのシャツを差し込み、軽やかにコントラストを利かせる。
フォーマルな装いから軸をぶらさず、ドレスダウンしていくバランスがスマートだ。ドレスシャツの上には、薄手のシープスキンのブルゾン。ガンフラップのようなアクセント、シームを目立たせない作りだ。

「オーバーコート」(大丸隆平)は、シャツのバリエーションに着目、ラフな重ね着を上質に見せた。数シーズン続けてきた極細ウールを使った梳毛のシャツが象徴アイテムだ。
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