東急ハンズ、ウエディング事業に参入

2015/07/27 09:03 更新


 東急ハンズは15年秋から、結婚式プランを販売する。パッケージプランを10個ほど用意し、その中で、カップルの希望に沿ったカスタマイズに対応する。金額は300万円前後の予定。販売は自社サイト上で行う。

 「東急ハンズのウエディング用品コーナーは、年間で11億円の売り上げがある。また、ブライダル企業へのヒアリング、消費者へのアンケートなどを通し、ブライダル事業にニーズがあると判断した」と担当者。近年は、〝ナシ婚〟派などの増加もあって、日本国内の婚姻件数の約半数のカップルしか結婚式を行わないというデータもあるが、「だからこそ、結婚式をもっと手軽に楽しんで欲しいという考えから、ブライダル分野に参入する」という。

 旅、スポーツ、趣味などのテーマごとにプランを企画し、「2人らしい結婚式を実現できる」内容にする。式やパーティーをカスタマイズするために、同社で販売するペーパー類やリボンなどのアイテムも提供する。プラン料金に、具体的にどの様なサービスを含むかについては、現在調整中という。

 秋からの販売に先駆けて、6月には、銀座店でウエディング関連の店頭イベントを開催し、オリジナルな式を作るためのワークショップやセミナーを行った。

 また、ウエディングプランニング企業のブライディールと組み、式のDIYをサポートするキャンペーンを行った。10~11月に挙式予定のカップル向けで、当選するとプランニングのサポートや式に使う装飾品の材料として30万円分の商品や加工料の提供を受けられるというものだ。オリジナルな式作りのアイデアを盛り込んだ銀座店でのイベント



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