6月に社長に就任した。顧客であるアパレル業界では、デジタル化によるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進がコロナ下で、すぐにも着手すべき課題となっている。「システム販売から顧客企業のDX支援へ」の路線を引き継ぎながら、環境変化に応じて見直しながら新しい東レACS作りの先頭に立つ。
(監物敏充)
DX推進をお手伝い
――コロナ下での就任となった。
なかなか顧客企業へのあいさつ回りができず、社内と一部の取引先で勉強をさせてもらい、課題を整理しました。社内では、グループリーダーから各グループの状況を聞き取りその後、一人ひとりとの面談を進めてきました。皆と話して分かったことは、この会社が好きで誇りを持っていることです。アパレル業界にシンパシーを持ち、その困りごとを自分のこととしてとらえている社員が多い。これは東レACSの強みでしょうね。この企業風土を今後も生かしていきたいと考えています。