妊婦用スマートテキスタイルを開発 東洋紡など共同で

2018/01/10 04:22 更新


 東洋紡とユニオンツールは、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)予防医学・疫学部門災害精神医学分野の富田博秋教授のグループと共同で、「産後うつ」の研究向けに、妊婦用のスマートテキスタイルを開発した。

 東洋紡のフィルム状導電素材「COCOMI」とユニオンツールの「マイビート」ウェアラブル心拍センサーを使って、バイタル情報を取得できるスマートテキスタイルを開発。妊婦の意見を取り入れ、着用しても圧迫感が小さく、着脱しやすいデザインにした。またCOCOMIが心臓から発生する微弱な電気信号を体表面でとらえ、マイビートウェアラブル心拍センサーが、その信号を外部に発信することなく、心拍情報として機器内に記録する仕組みをとることで、自然な装着感と測定精度を両立する。

「産後うつ」の早期発見や発症、予後の予測につなげる


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