豊島紡績 栄光染色と鳥取南海紡績を100%子会社化

2018/11/12 17:20 更新


 豊島紡績(名古屋、可兒洋一社長))はこのほど、糸染めの栄光染色(愛知県一宮市)、梳毛紡績の鳥取南海紡績(鳥取県青谷町)の株式の100%を取得し、子会社とした。

 栄光染色(資本金4000万円、菱川純治社長、従業員数57人)はトップ染め、バラ(わた)染め、糸染めの三つを扱う染色加工会社。梳毛紡績、短繊維紡績、紡毛紡績向けにウールやポリエステル、レーヨン、アクリル、シルクなどの多様な繊維を扱っている。「ユニフォーム向けポリエステル・ウール複合素材の染色加工に定評があり」(豊島紡績)、受注の大半は官需、民需、学生服向け。

 鳥取南海紡績(資本金1000万円、氏家信二社長、従業員数26人)はウールや合繊などの各種繊維製品の製造、加工及び販売を行なっている。取扱いは梳毛紡85%、トップ加工15%。「技術力の高さで知られ」(豊島紡績)ウール100%では160番手単糸、カシミヤ100%とシルク100%では120番手単糸(毛番換算)までの紡績糸を製造している。

 豊島紡績は専門商社、豊島のグループ企業。羊毛原料の輸入、梳毛糸・合繊糸の製造と販売、トップの染色加工などを事業としている。



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