豊島がプラットフォーム「バズユー」始動 次世代の物作りを支援

2022/10/06 06:26 更新


〝コンテンツクリエイター〟の物作りを支援するデジタルプラットフォーム

 豊島は、インフルエンサーをはじめとした〝コンテンツクリエイター〟の物作りを支援するBtoB(企業間取引)のデジタルプラットフォーム(PF)「BUZZU」(バズユー)を立ち上げた。バズユーは、クリエイターマネジメントプロダクション会社であるリバティタウンとの取り組みを通じて、所属するクリエイターのオリジナル商品の制作を支援。既存の取引先に向けた小ロットの物作りにも対応する。

 バズユーのコンセプトは「あなた自身をうならせる」。現在、同PF上で展開するアパレル型数は75型、バッグやボトルなど雑貨関連は25型。これらを基にして、クリエイターらがオリジナルのデザインを作成することができるシステムだ。1着からの生産が可能で、ロット数に応じた卸値を提示する仕組み。

 使用する生地は、履歴管理可能なトルコ産有機綿「トゥルーコットン」、有機綿普及プロジェクト「オーガビッツ」、廃棄される食品を染料として再活用する「フードテキスタイル」など、豊島のサステイナブル(持続可能な)素材を中心に活用して差別化を図る。

 バズユーはクリエイターのインスタグラムやユーチューブのアカウントと連携することで、フォロワーの属性を把握して〝お薦め商品〟を提示することも可能だ。ネットショップ制作プラットフォーム「ストアーズ」を運営するストアーズとも連携することで、商品の企画から生産、物流、販売、販促が一気通貫で行えるメリットを発揮する。

 リバティタウンの森崚将ディビションディレクターは「当社がマネジメントするクリエイターたちは、自らのセンスを発揮できる商品開発のシステムを求めている。バズユーは、この要望を1個からの小ロットでも実現できるPFだ」と評価する。

 豊島でバズユーを担当する吉野元気営業企画室課長は「こだわりの物作りや、サステイナブル素材を使用した社会問題に対応する生産を軸にした、バズユーの価値を高めていきたい」としている。

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