繊研新聞社は商社の20年度繊維事業業績アンケートを実施した。繊維事業売上高(連結および単体)の回答企業は26社。その売上高合計は2兆1616億円で、19年度比13.2%減と大きく落ち込んだ。繰り返される緊急事態宣言の発出、店舗の休業や時短営業、アパレル不振など年間を通じて新型コロナウイルスの影響を色濃く受けた。
医療用ガウンが貢献
唯一増収を達成したのは帝人フロンティアを中核とする帝人繊維・製品事業グループ。売上高は2.8%増の3149億円、営業利益は175億円で前年の3.2倍と大きく伸ばした。上期に1億点を供給した医療用ガウンの貢献が大きく、フィルター関連などポリエステル短繊維事業も引き続き好調だ。
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