トリピュアジャパン(東京)は、運動および休息効率を高める独自の機能加工「アドエルム」を生かした商品開発を強めている。スポーツやファッションのブランドとの取り組みのほか、オリジナル商品のバリエーションも増やしている。宣伝・販促の一環で、26~28日には東京で開かれる合同展示会、JFW-インターナショナル・ファッション・フェアMAGIC・Japanに出展する。
アドエルムは「人の体を構成する様々な元素と、元素の呼応反応に着目した技術」(同社)の総称だ。パフォーマンスを上げたり、リラックス効果を高めて快眠を促したり、使用目的に最適な体の呼応反応を発揮させるよう、元素の組み合わせを変えたミネラルパウダーを開発した。
ミネラルパウダーの調合は、体を興奮状態にして運動効率を高めるには交感神経を、体をリラックスさせて休息効率を高めるには副交感神経を刺激すると効果が表れるという運動理論に基づき、「ラボでの検証を行いながら、開発を進めている」。
調合パターンは主に3種類ある。体の回復・休息といったコンディショニングが目的の「コンフォート」、日常生活やスポーツ時の筋肉疲労を軽減する“アクティブコンディショニング”が目的の「アクティブ」、アスリートに特化した「アスリート」。それぞれの用途によって、糸やテキスタイルへの加工、または染料などに混ぜて加工し、製品化する。
オリジナル商品のラインアップは、普段使いできるようストリートファッションをベースに企画したウェアやアクセサリー。ウェアは天じくのポケットTシャツや、裏毛のスウェット、ジャージ上下、フード付きブルゾンなどを揃える。
先駆けて商品化したインナーウェア「ラップ・アンド・ウェア」は、バリエーションを増やした。長袖シャツ(1万3000円)、タイツ(1万円)のほか、夏に向けてノースリーブトップ、ショーツを加えた。