純国産のビーチサンダル「九十九」(つくも)を企画・販売するTSUKUMO(東京)は6月をめどに、台(シート)が天然ゴム製の新製品の販売を始める。従来の合成ゴムより、ナチュラルで柔らかな履き心地を特徴とし、長く愛用できる商品を目指す。
天然ゴムの台を作れる工場は1995年の阪神・淡路大震災で国内にはなくなったとされるが、このほど神戸・長田の新工場が生産体制を整えた。
中島広行代表は「10年以上前から天然ゴムの台を復活させたい」と動いてきた。鼻緒は以前から天然ゴムのため、新製品はオール天然ゴムとなる。価格は従来品より数百円高い1800円を予定している。