《TTSにみる26年春夏テキスタイル㊦》加工、他素材との併せ使いで天然繊維に付加価値

2025/05/27 15:00 更新有料会員限定


 引き続き注目が集まっている天然繊維。東京テキスタイルスコープ(TTS)26年春夏では、春夏向けで特に引き合いが多い麻や綿に加え、シルクの提案も目立った。天然繊維を使うだけでなく、ラメ糸や箔(はく)プリントによる光沢感、他素材との併せ使いで付加価値を持たせたテキスタイルをアピールした。

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質感や表情に変化

 麻の高騰が続く中、他の合成繊維や綿との組み合わせでコストを抑え、質感や表情に変化を加えている。サンウェルは、スラブ感のあるリネンにラメ糸を織り込んだキャンバス地を披露した。レーヨンの柔らかさとリネンのドライタッチ感を組み合わせ、肌触りの良い薄地に仕上げた。暑い夏に向けて、凹凸感のある綿と麻のワッフル生地も揃えた。肌に当たる面積が少なく、さらっとした着心地が特徴だ。ワッシャー仕上げにすることでより天然素材らしいナチュラルな表情に仕上げた。

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