大阪駅周辺の“街化”さらに進む オフィス、ホテル、劇場、飲食店の集積度も高まる

2024/09/25 14:00 更新有料会員限定


グラングリーン大阪

 10年以降、商業激戦区と言われるほどに新設・増床が相次いだ大阪・梅田の来街者数の増加が進みそうだ。7月末にKITTE大阪とバルチカ03が開業し、9月初旬にグラングリーン大阪が先行開業するなど商業の集積度が一層高まるとともに、オフィス、マンションの新規供給、中・高級ホテルの新設も続く。展示場や劇場、広大な都市公園もできる。買い物目的客の来街だけでなくワーカーや居住者、旅行客・観光客の増加も見込まれ、梅田の商業売上高はさらに拡大しそうだ。

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広大な都市公園

 グラングリーン大阪は、JR大阪駅北側の貨物ヤード跡地(約24万平方メートル)のうめきた2期区域(約9万1150平方メートル)部分で、27年度の全体開業を予定している。最大の特徴は、ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模となるうめきた公園(ノースパーク、サウスパーク計で約4万5000平方メートル)を配したことだ。大屋根イベントスペースのあるサウスパークは、芝生広場との一体利用で1万人規模のイベントも開催できる。50年間の公園指定管理者として一般社団法人うめきたMMOが公園と街全体のエリアマネジメントを担う。

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