ユニクロは9月17日に銀座店をリニューアルする。20年に同じグローバル旗艦店の「ユニクロ・トーキョー」が近隣にオープンしたことを受け、銀座店はブランドのコンセプトや取り組みを来店客に伝える仕掛けを増やし、カフェも併設するなど売り場構成も大幅に変更する。無印良品もコロナ禍で変化したニーズに合う品揃えやサービスの提供に向け、新宿の2店をリニューアルした。両社とも都心店の来店客数は減っているが、品揃えやサービスのすみ分けで、近接する2店の役割を明確化し、売り上げ確保やブランド認知向上など、コロナ禍でも存在意義が客に伝わる店に作り変えようとしている。
(柏木均之)
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コンセプトを伝える
オープンから10年目のユニクロ銀座店は12フロアの商品陳列を全体に減らし、ブランドコンセプトを伝える仕掛けを増やす。1階に20色のカシミヤニットが振り子で動くインスタレーション、上層階に「ウルトラライトダウン」「ヒートテック」など主力商品の機能がわかる展示、リサイクルやサステイナビリティー(持続可能性)の取り組みを伝えるコーナーも設けた。
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