ユナイテッドドリーム(大阪市)はアパレル事業に参入し、婦人布帛ボトム「メゾントワル」を立ち上げた。15年春夏物から販売する。販路は専門店。
同社の設立は12年11月。婦人服・水着メーカー、ドリーム(大阪市)の経理を担う関連会社として独立した。外注事務や保険業務も請け負うなど、これまでアパレルとは無縁だったが、14年7月から新規事業として婦人服製造卸を始めた。
ボトムに特化するのは、「市場にシンプルな服があふれ、個性も弱まる中、手持ちのトップをもう一度、引き立たせるようなボトムが必要と感じたから」(佐野正和デザイナー)。
ターゲットはキャリアから感度の高いミセスまで。トレンドに左右され過ぎず、ブランドの個性として、ひねりを加えたデザインを目指す。15年春夏は15型企画した。3段のティアードとボックスプリーツを組み合わせたタイトスカート、ジャカードとレース、ジャカードとジップを切り替えたタイトスカート、ジャカードのフレアスカートなど。
日本製で、中心価格は2万2000~3万円。38、40号に相当するMとLの2サイズ。1月のJFWインターナショナル・ファッション・フェア、合同展のアクセントに出展し、バイヤーに訴えた。
(繊研新聞 2015/02/04 日付)