ユニチカ、レディス衣料素材から撤退 タスコはTPLに譲渡

2025/11/11 17:00 更新NEW!


 ユニチカは、撤退する繊維事業で、ポリエステルスパンボンド事業を手掛けるタスコ(タイ)の事業を帝人フロンティアのポリエステル繊維製造拠点のテイジン・ポリエステル・タイランド(TPL)に譲渡すると発表した。譲渡額は非公開。11月11日に開かれたユニチカの中間決算会見で、10月末にTPLと締結し、26年1月末に譲渡が完了することが明らかになった。

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 ユニチカトレーディングのレディス向け衣料分野からは「譲渡先が見つからず撤退する見通し」とした。主な繊維であるポリエステルフィラメントを生産していた岡崎事業所をセーレンに売却し「製造拠点がなくなり素材を作れなくなったため」と説明。生地販売は現在、備蓄品などで対応している。



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