アーバンリサーチの「アーバンリサーチ・ドアーズ」で、今春夏から販売しているオリジナルの国産ジーンズが好調だ。エドウインの東北工場で生産したもので、メンズとレディスがあり、メンズの方はすでに追加生産している。
「世界に誇る国内の有力工場を活用していきたい」アーバンリサーチ側から、エドウインの工場にアプローチして取り組みをスタートした。エドウイン工場にデニム選びから協力してもらい、小売りとしてアーバンリサーチの企画目線も生かす形で商品化した。
メンズは、ブルーとブラックのジーンズや、カーキとオフホワイトのストレッチパンツが9000円。レディスはセルビッジデニムを活用したジーンズ(1万4000円)を販売している。どれもヒップポケットに付けたフラッシャー(紙札)にエドウインのロゴを入れた。
メンズは1800本の生産・販売を開始、動きが良いため、1500本の追加生産に入った。セレクトショップの多くがオリジナル商品を増やす中で、同商品は店頭で付加価値をアピールしやすいという。
アーバンリサーチは今年、商品力をさらに強化することが目標で、「今回のように優れた開発力を持つ工場との取り組みは、人材育成の面でも大いに刺激になっている」(新山浩児事業本部商品支援部ディレクター)という。今後はドアーズ以外のブランドも視野に、取り組みを続けたい考え。