トレンチ真っ盛り エアリーな素材が人気 サンダル浮上の兆し
トレンチコートの動きが良い。ベーシック物に加え、春らしいエアリーな素材のタイプや、寒い日にも対応できるライナー付きなど幅広く売れている。スプリングコートの実需期に向けてこれから型数を増やす店もある。トレンチ以外では、チェスターや薄手のモッズコートにも期待がかかる。
ボトムはデニムパンツとガウチョの動きが活発だ。デニムはきれいめタイプだけでなく、クラッシュデザインも支持されている。ガウチョは高感度層で売れ始め、ボリュームゾーンではこれから活発化しそう。
靴が良く売れた店ではサンダルやパンプス、スリッポンが人気。サンダルではフットベッドタイプも動きだしており、OL層にはウェッジソールが売れている。
■2月の結果
1月同様に厳しさが続いた。健闘した店や前年実績を何とかクリアした店は、春節による中国人観光客の来店に支えられた。「一人で10万円買っていった」「40万円の爆買いもいた」などの声もあり、例年よりもインバウンド需要の影響は大きかったようだ。アイテムでは春色ニットが良いほか、アウターの動き出しも早い。
ローズバッド新宿店 カタログ掲載商品を中心に、引き続き春のアウターを推す。トレンチコート以外では、薄地のモッズコートにも期待。デニムスタイルやきれい色のニットアイテムも継続して売れそう。市場ではパンツがトレンドとなっているが、スカートを探しに来る客も多いので、淡い色やレースのスカートをセットアップを含め提案する。
写真左=トレンチコートに続き推す薄地のモッズコート1万5984円、デニムジャンパースカート1万584円、ともに「ローズバッド」、シューズ「エクストラサーティーン」1万7064円
写真右=淡い色合いが人気のカラーブロックニットトップ8532円、ホワイトデニムパンツ1万3824円、ともに「ローズバッド」、シューズ「エクストラサーティーン」1万8144円
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