ジェイドグループは、スニーカー輸入大手で、民事再生手続き中のロイヤルに対して、スポンサーとして再生支援することを決議したと発表した。10月15日付でスポンサー契約を締結した。買収費用は約8億8000万円。
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ロイヤルの25年8月期売上高は約90億円。ECでのスニーカー販売のほか、十数店舗の実店舗運営、開発商品の卸販売、自社倉庫での物流賃貸・物流受託を行う。25年5月27日に、円安による仕入れコストの増加や、積極的な設備投資による借入金負担の増加などが経営を圧迫したとし、東京地裁に民事再生法の適用を申請していた。
ジェイドグループでは、26年2月期第4四半期の開始日である12月1日に向けて、統合プランを作成する。現時点では①輸入②店舗運営③卸④物流受託の継続を予定するが、赤字店舗の閉鎖や不採算ブランドの撤退も行う予定としている。
ジェイドグループは、再生支援を通して、ロイヤルの仕入れルートと販売網を獲得し、サービスの強化、拡充が図れると判断した。