レディスチェーン専門店の秋商戦は、9月下旬~10月上旬にかけて厚手のニットが動き出した。気温が高めに推移したこともあり、一部商品を除きアウターの動きは鈍め。カラーや素材では目新しい商品が出ており、ベロアのパンツやダスティーピンクのニットを始め、コーデュロイ、微起毛、フェザー、ゴブラン織りなど。小物はチョーカーやベレー帽がヒットしたほか、ティアードフリルのバッグも引き続きヤングに人気だ。
ローリーズファーム ラフォーレ原宿店
トップは秋もスキッパーシャツなどが引っ張っていたが、10月に入った頃からニットに移行。全体的に、ベーシックな服よりも色、柄、素材に特徴のある商品が良い。ニットは、パステル調のピンクやサックスブルー、派手めの色使いのランダムボーダーなど。ベロアのトップやパンツも売れた。
ボトムは引き続きパンツで、ショートブーツなどとも合わせやすいクロップト丈の商品を推している。小物はチョーカーを筆頭に、大ぶりのイヤリング、サイドゴアブーツ、ベレー帽、ロゴ入りの布トートバッグなど。
ワンアフターアナザー・ナイスクラップ ルミネ立川店
トップは、9月前半はレースアイテムが売れ、後半以降はニットが上がってきた。前後逆でも着られるVネックのカーディガンタイプや毛足のあるふんわりとしたタイプが良い。ボトムはワイドなどのパンツから、アウターとバランスの取りやすいスカートにシフト。ショート丈のほか、後ろの丈が長いテールスカートも人気だ。アウターは軽いブルゾンなどが中心で、トレンチコートは弱い。売れ筋カラーはダスティーピンクが一番で、次に茶色。素材軸では、ベロアのワイドパンツ、トップや、サテン地のフリルバッグなど。