カシミヤニットのユーティーオー、岩手の廃校を工場に 海外販売の生産拠点へ

2024/05/08 06:29 更新会員限定


廃校舎をリノベーションした新工場と地元の20~40代のカシミヤニット職人

 岩手県北上市の自社工場で高級カシミヤニットを製造するユーティーオー(東京、宇土壽和社長)は、海外販売に向けた生産拡大のため、廃校になった市内の旧黒岩小学校の校舎に工場を移転した。

(小川敬)

〝聖地〟を目指す

 英国のハンツマンや豪州のJ.H.カトラーなど海外高級紳士服店で、ユーティーオーのニットブランド「UTO」の取り扱いが決まったことを受けた動きだ。アパレル生産拠点の海外移転が相次ぐなか、「北上市をカシミヤニットの聖地にしたい」という目標を掲げ、地元に親しまれてきた小学校を活用して地域と連携する。

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