【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米最大の総合アパレルメーカー、VFコーポレーション(コロラド州デンバー)の第3四半期(10~12月)決算は、売上高が前年同期比22%増の36億2438万ドル、純利益は49%増の5億1780万ドルの大幅増収増益となった。値引き販売は少なかったが物流費の上昇で粗利益率は0.3ポイント悪化の56.1%、営業利益率は4.8ポイント改善し18.7%だった。
DtoC(メーカー直販)は30%増(うち13%は買収ブランドによる)で、その中でECは21%増(買収ブランドを除くと61%増)だった。国外市場は19%増(為替調整後20%増、うち5%は買収ブランド)。特に欧州が好調で26%増(為替調整後28%増)となった。前年度はけん引力となっていた中華圏が6%減(9%減)、中国本土は8%減(12%減)だった。