恵山のレディスブランド「ヴィセンテ」のデニムパンツが売れている。ECメインのブランドだが、1月の発売から約1000本を売り上げた。本来、デニムパンツは試着のニーズが高いが、サイズ感をイメージしやすい情報をSNSで丁寧に発信することが購入につながっている。
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16年にスタートしたヴィセンテは28歳~30代前半の女性を主対象とし、モデルの黒木なつみさんがディレクションする。一部卸販売はあるが、基本はゾゾタウンと自社ECサイトのみ。試着ができないため従来のボトムはウエストゴムだったが、デニムパンツはXS、S、Mの3サイズを用意した。
サイズ選びの参考に、ECやSNSでは着用画像を充実し、身長何センチの女性はこのサイズをはいているといった情報も紹介。インフルエンサーのSNSでの着用もあり口コミで人気が広がった。インスタグラムを見て購入するケースが中心だ。インスタグラムを通じてサイズに関する問い合わせが来た際も、相手の身長などを聞き、その人に合うサイズを提案している。
1月にスリムストレート(1万3500円)を発売し、毎月のように追加をかけている。8月に出したセンタープレス(1万4500円)も売れ行き好調だ。秋冬は岡山の生地でハイウエストスキニー(1万7000円)を企画。ストレッチが強すぎないようポリウレタン1%の生地を選んだ。
ワンピースが主力だったが、デイリーに使えるデニムパンツをもう一つの柱にすることで今後もファンを増やす。デニムに合うトップの品揃えも広げる。