《視点》ブライトスポットマーケット

2018/11/14 06:23 更新


 インドネシアのジャカルタで毎年開催される「ブライトスポットマーケット」というBtoC(企業対消費者取引)イベントをご存じだろうか。現地のアパレルブランドとカフェ、フードを中心に150社以上が出店。昨年はジャカルタ郊外にもかかわらず、3日間で6万5000人以上を動員した人気イベントだ。

 今回は10月末に市内中心部にある高級モール「パシフィックプレイス」で開催。記者はプレオープンに参加させてもらったのだが、すでにすさまじい行列で、空いているテナント部分をぶち抜いて多数のアパレルが店を構える巨大な空間が作られていた。1階がフード、2階がファッションという2フロア構成で、中にはチルアウト(音楽とリラクゼーションを一体化させた)空間やDJブースも用意。ただ何より圧倒されたのはそこに集まる若者の多さだ。

 ここに行けば最先端のファッションが集まっている、文化に触れられるという認識が定着しているのだろう。おしゃれを楽しみたいという強烈な熱気は今の日本ではなかなか感じられないものだった。若者を引き付けるファッションの力は世界共通。そう改めて感じさせられた。

(騎)



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