《視点》明るいニュース

2020/10/09 06:23 更新


 気が付くと暗い話が頭の中のほとんどを占めている。世界で広がる様々な「分断」とそれをあおる人たち、争い。地球温暖化と気候変動と災害。まだたくさんある。そしてコロナ禍とファッションビジネスの激変、不安。そんな毎日で先月のテニスの大坂なおみの全米オープン優勝は、いつもスポーツの勝負には興味がないはずなのにこんなにうれしいなんてと、自分で驚いた。

 ファッションではどうだろう。「Go Toはファッションには来ないですからね」と取材先の営業マン。少し明るい気持ちになるのは、街ですごくおしゃれな男性のカップルを見かけたり、ど派手な柄のワイドパンツでさっそうと歩く男性とすれ違ったりしたとき(なぜか男性が多い)ぐらい。楽しみなのは、「コムデギャルソン」が今月、日本でリアルショーをすること。自分が見られるわけではないが、何かが変わるような期待を持ってしまう。

 いかん。すべて向こうからやってくるのを待つだけではないか。自分でなんとかしなければ。

(赤)



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