SC主力の子供服専門店の間で、通園パンツの価格が年々下がっている。少子化が加速し、生活防衛意識の高まりもあり、パイの奪い合いが一層激しくなっている。
一方、同じ日常使いでも、出費を惜しまないとされている分野がある。一つは食。離乳食、幼児食で知られる食品ブランド「カインデスト」が強化しているのが、子供向けの菓子。アレルギー対応、ノンフライ、砂糖控えめの商品などを扱う。スーパーやドラッグストアといった低価格の菓子が並ぶ店でも売れ行きは好調という。食のコンサルティングサービスも始め、月額5万円ながら高い継続率を維持しているそうだ。
もう一つはスキンケア。産婦人科で産前から子供のスキンケアの重要性が説かれ、新生児からのケアが定着している。旅行の際もホテルに子供用のアメニティーがあるかを問い合わせる人が増えているそうだ。「ミキハウス」はこれを受け、スキンケアセットでホテル販路を開拓している。
子供にかける費用は、教育や習い事、レジャーが挙げられてきたが、ここに食やスキンケアのこだわり消費が加わる。限られた予算のなかで選ばれるブランドになるかが問われる。
(金)